主なスパイス
まず、スパイスと言えばカレースパイス。カレー粉の主成分であるフェヌグリーク(コロハ、マメ科の植物)は苦味成分であるプロトジオスシンを含むサポニン類がそれです。
次にからし。からしの芳香や辛味成分は、黒からしでは配糖体のシニグリンから生じたアリルイソチオシアネートで、白からしではシナルビン配糖体から生じたオキシベンジルイソチオシアネートになります。
コショウには、芳香成分はα-ピネン等のテルペン類で、辛味成分はピペリンやチャビシンです。こちらも結構辛いさんしょう。芳香成分はフェルランドレン糖のテルペン類で、辛味成分はサンショールという不飽和アミド化合物です。
そして、しょうが。しょうがの芳香成分はシトラール、ジンギベレン等のテルペン類で、辛味はジンゲロンやショウガオールです。
さらに、忘れてはいけないのが唐辛子。こちらはメジャーなので、ご存知の方も多いでしょうが、辛味成分はカプサイシンです。にんにくの主成分はアリルジスルファイトなどの硫化アリル類がそれにあたります。(参考:国立健康・栄養研究所資料)唐辛子のカプサイシンはご存知の方も多いでしょうが、それ以外はあまり耳慣れない名前ばかりですよね。ではこれらの成分がダイエットにいかに効果を発揮するのか。本当に効果があるのか、次項でご紹介したいと思います。